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2018.9.10

2018年GISソフトウェア技術カンファレンスが北京で開催
SuperMap新技術と新製品を発表

SuperMapグループや中国地理情報産業協会、中国ソフトウェア産業協会などが共同主催する2018年GISソフトウェア技術カンファレンス(GTC 2018)が去る8月29日から同31日までに北京国際会議センターで開催されました。メイン会場のほか、18のテーマ別分科会場を設け、3DGISやビッグデータGISなど研究開発の最新成果やAI+GISの最新探索、内外ソリューション事例の発表を行いました。

開会式及び基調講演が行われたメイン会場

開会式では、SuperMapグループ会長鍾耳順博士が「GISはすでにITの主流に融合し、ITの重要な構成部分になっています。人工知能とGISとの融合は、知能化GISを実現し、GIS発展の究極目標となります。クラウド、ビッグデータ、AIの上に開発した多次元・動的新世代GISは新型スマートシティ、スマート産業、ジオマネジメントなどの分野で益々重要な役割を果たしていくでしょう、とあいさつしました。

開催挨拶に立つSuperMapグループ会長鍾耳順博士

SuperMapグループ総裁宋関福博士は、基調講演で、2Dから3Dへの空間ディメンションアップに続き、市場ニーズの牽引、GIS理論とITの駆動のもと、GIS基本ソフトは大きな技術ディメンションアップを実現しています。SuperMap GIS基本ソフトは、3Dフィールド技術、人工知能GIS技術、エッジコンピューティングGIS技術及びクラウドネイティブGIS技術などの領域で大きな技術突破と進展を得ています。これらの新技術は大きな応用価値をもたらすものです、と述べました。

基調講演するSuperMapグループ総裁宋関福博士

SuperMap GIS 9D(2019)の新技術とリリース予定

GISの中心的な役割は空間解析です。空間解析の重要な解析モデルとして、3Dフィールドモデリング技術は斬新な突破を実現しました。 TIN(不規則三角網)からTIM(Tetrahedralized Irregular Mesh、不規則四面体)、Grid(グリッド)からVoxel Grid(ボクセルグリッド)。この2つの3次元データモデルのアップグレードは、連続した不均一な3次元空間を表現することができ、大気汚染、湿度、電磁場、地質密度などの分野に広く適用することができます。日増しに進歩してきた3Dフィールドモデル、オブジェクトモデル、ネットワークモデル技術は、GISの表現、管理できる空間を広げ、空・大気、地上、地下、すべての空間の一元管理を実現します。

一方、既往のビッグデータGIS技術では、ホットスポット分析や補間分析などのAI技術が使用されてきました。SuperMap新製品では、クラスタ分析、住所要素識別の機械学習アルゴリズム、3D写真モデルから建物ポリゴンの抽出、写真目標物検索のディープラーニングアルゴリズムを搭載し、道路、地形、地名、建築物、更に動的目標物の識別精度を大きく向上させました。

クラウドコンピューティングの補完的なアルゴリズムとして、エッジコンピューティングは現在、フォグコンピューティングと共に話題のアプリケーション技術になっています。エッジコンピューティングは、エンド、ものやデータソースにより近いため、エンドポイントに演算、ストレージ、アプリケーションサービスをより近く提供でき、サービス高速化を実現するとともに、ネットワーク帯域幅とサーバーへの依存性を軽減します。 これらの新技術を搭載した新製品SuperMap GIS 9D(2019)は年内から逐次リリースします。

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