森林GIS (電子国土賞 特定テーマ賞)

SuperMap GISを活用し、スマートフォンやタブレットで利用できる森林管理システムを構築しました。

クライアント: 株式会社 興和様

プロジェクト概要

株式会社興和様は、森林に携わる上で重要な地形情報を視覚的に表現するため、SuperMapの3D表示機能に着目し、森林3DGISの開発を開始しました。これが後の「携帯型森林GIS」へと発展し、電子国土賞特定テーマ賞を受賞しました。

「携帯型森林GIS」は、オフライン環境にも対応し、PC版のデータを流用できるため、現場でのデータ更新もスムーズに行えます。PC版で作成した資料や地点情報をAndroid版に持ち出して現地確認したり、逆に現場で取得したGPS軌跡や写真データをPC版に取り込んで集約したりと、PCとモバイル間の連携により現地調査を強力にサポートします。

森林GISのPC版画面イメージ モバイル版森林GISの画面イメージ モバイル版森林GISとPC版の連携イメージ

お客様の声

株式会社 興和 地理空間情報部 GISグループリーダー 小野田 幸氏(企画・開発責任者、肩書は2020年当時)のお話

「SuperMapは、3D表示が可能で機能と価格のバランスがとれた、当時唯一の存在でした。モバイル版では、Android OSのバージョン変更にも容易に対応でき、PC版とのデータ連携もスムーズに行えます。バージョンアップごとにUIや動作が洗練され、特に最新版では体感できるほどの速度向上があり、非常に助かっています。今後、点群データの編集や解析、点群から3Dポリゴンデータを作成する機能など、より活用の幅が広がる機能に期待しています。」