山梨県道路GIS
SuperMap GISを活用し、道路施設の管理情報を一元的に提供する業務支援型GISを開発しました。
プロジェクト概要
公益社団法人山梨県建設技術センター様は、自治体が管理する道路台帳や橋梁、トンネルなどの道路施設台帳の管理支援業務の経験から、GISによる台帳附図管理の有効性に着目されました。当社の「SuperMap Deskpro」と「SuperMap iServer」を導入し、全県の道路台帳附図を連続表示できるスケーラビリティを有し、低コストかつ短期間で導入可能な「道路GIS」を構築しました。
コンセプト
より簡単に:台帳附図上から、全ての施設を探せます。
より早く:リンクを辿って、紐付けされた施設管理システムをシームレス(意識せず)に利用できます。
期待される効果
- 道路台帳附図と道路施設の情報利用の効率化と利便性の向上
- 道路施設管理台帳を横断的に「見える化」することで、情報の質が向上



システムの特長
この「道路GIS」は、ノンプラグインで使用できるため、自治体の環境に依存せず、短期間かつ低コストで導入が可能です。また、作成した更新データを無変換でWeb-GISにアップロードできるため、継続的な運用が非常に有効な仕組みです。今では、道路台帳附図に限らず、橋梁台帳やトンネル台帳といった施設台帳システムとの連携機能も実装されています。これにより、道路管理者を強力にサポートできるシステムとして展開されています。
公益社団法人 山梨県建設技術センター 業務部 調査管理課課長代理 望月吉也氏(企画開責任者、肩書は2015年当時)のお話
「日本スーパーマップの「SuperMap iServer」は、膨大なラスターデータをWeb上で表示しても動作がスムーズで驚きました。背景図に地理院タイルやオープンストリートマップを利用できるため、メンテナンスフリー化が実現でき、大幅な省力化につながりました。また、「SuperMap Deskpro」で作成したデータを無変換でWeb-GISにアップロードできるため、データ更新に無駄がなく、継続的な運用も容易です。システム提供から運用保守までをトータルで支援可能なシステムを構築できました。」